2011年11月15日

くまっこさん『モフモフのひつじの毛よりおさとうの国のお姫さまへ』『クマとカレーとお姫さま』感想

子供の頃夢中になって本を読んでいたあの頃を覚えているかい?

無我夢中。ページをめくる時間さえ惜しかったあの頃。

絵本、ミステリ、ファンタジー、SF。

笑えるお話から悲しいお話まで。

物語に釘付けだったあの頃。

+++++++++++++++++++++++++

くまっこさんの作品は物語の詰まった宝石箱だ。

ふんわり、ぽかぽか、ほっこり。

物悲しいものも透徹なものもある。

でも、ほんわか、ほかほか、ふかふか。

+++++++++++++++++++++++++

『モフモフのひつじの毛よりおさとうの国のお姫さまへ』は詩篇や短いお話の合間に王子とお姫さまの文通が差し挟まれている。

事態は急展開を見せ、そして『ひつじの国の王子さまと、おさとうの国のお姫さま』へ。

+++++++++++++++++++++++++

『クマとカレーとお姫さま』はハイテンションながらもどこか可愛らしい『やみいろラジヲ』から幕を開ける。

そして怒涛の三篇。

+++++++++++++++++++++++++

淡い、パステルなクレヨンで描いた宝石箱。

子供の頃に失くした何かで、大切な、失くしちゃいけないものだった。

大人になるにつれて失っていったけど、失いたくないものだった。

+++++++++++++++++++++++++

一つ異色な作品がある。

それは現代の日本を舞台にした作品だからだろうか。

『クマとカレーとお姫さま』所収の『記憶のみち』。

ラストのシーン。

不意に涙が零れそうになった。

記憶と共に取り戻したものはとてもとても大切なもの。

+++++++++++++++++++++++++

遠い昔、無我夢中で本に齧りついていた頃が君にもあったはずだ。

絵本のようなファンタスマゴリア。

それがここにはある。

+++++++++++++++++++++++++

本を読むことの楽しさを、改めて教えてくれたくまっこさんに。

感謝します。

ありがとうございました。

+++++++++++++++++++++++++

PS

『ねこのほん』買うの忘れたー! 次回は絶対買う!

+++++++++++++++++++++++++

著者:くまっこ
作品:『モフモフのひつじの毛よりおさとうの国のお姫さまへ』『クマとカレーとお姫さま』
サークル名:象印社
ウェブサイト:http://kumazasa.blog98.fc2.com/
posted by 桜井夕也 at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。