2012年08月12日

AKIRA『ケチャップ』感想

AKIRAさんの『ケチャップ』一気に読み終わった!
帯にある「ローラー・コースター・トリップ」の煽りは伊達じゃない。

「アキラ、あんたみたいな……クズが、社会と、対等に闘っていける武器は……創作以外に、ないわ。あんたは……創るために、生まれてきたのよ。」

ニューヨークでの地獄の彷徨の果てに三人が到る再生と希望の自伝的な物語。
世界中を放浪した著者だからこそ書けるビート文学。
この物語が日本で生まれたことに驚く。

「たしかにあたしたちは地獄をくぐってきたわ。でも地獄を語る資格があるのは、そこを抜け出した者だけなのよ。」

スプーキーが健気過ぎて……好き過ぎる!

「わたしに力を貸してください
敵に打ち勝つためじゃなく
わたし自身に克つために
わたし自身を許すため」

という言葉に、最近考えている自己の自己による克己――本を読むことによって、旅に出ることによって(AKIRAさん流に言えば「旅に出てその地域で「行ってはいけない危険なところはどこですか」と訊いて敢えてそこに行く)、あるいは他者と関わることによって、自分の価値観が負け、新たな自分へと再生する(そして「自分を許す」)、ということを学んだ気がした。

『ケチャップ』
著者:AKIRA(アキラ)
発行者:晶文社
2012年8月5日初版
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B1%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%97-AKIRA/dp/4794967845/
posted by 桜井夕也 at 02:23| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
桜井夕也さま

はじめまして。

「ケチャップ」僕もハラハラしながら一気に読みましたが、AKIRA兄さんの著作の中でも、僕が今まで読んだ様々な本のなかでも、まちがいなくベストに入る本でした。
最高におもしろくて感動しましたね。

「ケチャップ」の感動を分かち合いたくてコメントさせていただきました。

僕もブログで感想を書かせていただき、AKIRA兄さんの天の邪鬼日記で紹介されました。
http://live.satoshi-t.jp/2012/08/04/akira-ketchup-2/
Posted by サトシ-T at 2012年08月21日 13:50
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