2014年04月27日

文学フリマ参加のお知らせ

2014年5月5日(月祝)
開催時間:11:00〜17:00
会場:東京流通センター 第二展示場
アクセス:東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分

サークル名:Cult Trash
サークル配置番号:ウ-02

カルトトラッシュ/アヴァンポップ/ハイパーモダンな超攻撃的なアッパーチューンを引っ提げて参戦します。

http://bunfree.net/
posted by 桜井夕也 at 13:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学フリマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月06日

柳川麻衣『ロータス』感想

「致死量のくちづけで お別れを」
another cell "Blazing darkness"

柳川麻衣『ロータス』。
幼稚舎から大学までの一貫教育を誇る女子学院を舞台にした連作だ。

少女達の、友情以上恋愛未満の関係。
少女であることの、女であることの、痛み。
弱さ、脆さ、儚さ、危うさ。
「世間の常識」から外れるが故の、思春期特有の、そうした痛みが描かれるが故に、切ない。

ある時は演劇部での親密な関係、ある時は一緒にシスターを目指す二人の少女、ある時は下着によって武装する女性、ある時は男装の麗人とロリータ女装男子……。

それぞれが痛みを抱え、もがいている。

「そういうことをずっと続けてるのって、やっぱりどこかおかしいのかな。大人になれないっていうか。でもねあたし、ずっと思ってたんだけど、大人になりたくてもなれないからこそ、こういう服を着てるんであって」
『ロータス』285ページ

バタイユによれば、ボードレールは「一方では、彼の覚書(ノート)は仕事への決意にみちている。ところが一方、彼の生涯は、生産活動への長期にわたる拒否でしかなかった。」(ジョルジュ・バタイユ『文学と悪』)
「すなわちありのままの事実として、彼(ボードレール)のなかで優位を占めていたものは、仕事することへの拒否で」あった。
バタイユはウィリアム・ブレイクに関してこうも言っている。「詩人とは、この世では、永遠にひとり立ちできない mineur ものなのだろう。」
また、「カフカは、世の真正な作家たちの例に漏れず、これ(目的の優位性)とはきびしく対立する現在の優位性を固持しながら、子供らしく生きようとする人間だった。」
「彼(カフカ)は、単純に、工業化され商業化されて、もっぱら利害に明け暮れている行動性の世界のなかで、鼻もちのならない人間となるようにと心がけたのである。つまり、彼は、夢想という小児性のなかにとどまることを欲したのだ。」

大人になるということ。成長するということ。行動の中で、未来の中で、打算の中で、計略の中で生きるということ。
少女たちは、大人になることを拒絶し、「子ども」のままでいようとする。

物語は時代を刻々と変え、少女達の物語を紡いでゆく。
その中である時は核となり、ある時は影となり、彼女達を見守るのが蓮実――女性ではあるが、どこか中性的な、無性的な、全てに対して無関心に見える女性――だ。

最終章『ロータスU』ではそんな達観したような蓮実が持つ、弱さや痛みが描かれる。
ずっと、待っていた。
君が来るのを、ずっと待っていた。
それは、性差や年齢や服装に関係のない、絆の物語。

作品名:ロータス LOTUS
著者:柳川麻衣
発行日:2012年11月18日
サークル名:痛覚
http://words-in-pain.hacca.jp/pain/
posted by 桜井夕也 at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学フリマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月21日

第十五回文学フリマおつかれさまでした

文学フリマおつかれさまでした。

いやー、疲れた。
本当に疲れた。

ベトナム出張帰りで虚ろな目をしてぼんやりした笑顔を浮かべて売り子をしておりました。

上の空感は否めない。

売り上げは、
『Chrome Exhaust -Black Russian-』(新刊)8冊
『Chrome Exhaust -REIGNITION-』3冊
の計11冊でした。

『REIGNITION』も『HAKENKREUZ HALLUCINATION』も残部僅少となりました。
再版しなければならないんですが、どこかいい印刷所ないですかねー。

今回は今までいらっしゃらなかった女性のお客様が多く、また男性でも初めていらっしゃった方もいて、うれしかったです。

打ち上げは秋葉原で某さんたちにまぜていただき、ほんわかと楽しい時間を過ごせました。
ありがとうございました。

サークル出展者の方々、お客様、運営の方々、打ち上げにまぜていただいた某さん、売り子を手伝っていただいたYさん。
おつかれさまでした。
そしてありがとうございました。

逃げ場所、居場所、帰る場所の三つがあるとして、
文学フリマは帰る場所ではないかもしれませんが、少なくとも私にとっては居場所であり続けています。

次回は来年4月14日の第十六回文学フリマin大阪か、4月28日の文学フリマスピンアウトイベントに出展予定です。

今後ともCult Trash並びに桜井夕也をよろしくお願い致します。

下記のページに参加者の感想リンク集があるはずです。
http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20121118
posted by 桜井夕也 at 16:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学フリマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月05日

第十五回文学フリマ参戦

11/18(日)の文学フリマ、Cult Trashは近未来散文詩を爆弾代わりに携えて参戦します。21世紀の神なきボーグどもへの宣戦布告。神は死んだ。歌舞伎町の[Code of C](聖戦)をRE:IGNITION(再点火)しろ。

開催日:2012年11月18日(日)
開催時間:11:00〜17:00
会場:東京流通センター 第二展示場(E・Fホール)
アクセス:東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分
サークル名:Cult Trash
配置番号:ウ-05
http://bunfree.net/

販売作品
(1)『Chrome Exhaust -Black Russian-』(予価600円)

九次元の666道輪廻に堕ちるサイコホリック・ヒップホップなМаКiさんの詩、『兎』。

資本主義神学と共産主義無神論がインターネットをクローンするサイバーパンク・アヴァンポップな白鳥健次(Kenji Siratori)さんの『偽情報性身体』。

桜井夕也の
サイバーパンクな散文詩『Black Russian』
サイバーゴシックな小説『Venus Prototype』
実験的なヴィジュアル系黙示録メタフィクション『Reason for Treason』
いつもどおりのサイバーパンクな散文詩『LAST BIBLE』

を含むA5版、60ページの新作。

(2)『HAKENKREUZ HALLUCINATION』(2000円)
10余年に亘り書き継がれたサイバーパンク散文詩。
サイバーゴシックな反=神学に覚醒せよ。
A5版、170ページ。

(3)『Chrome Exhaust -REIGNITION-』(500円)
桜井夕也第二章の幕開け。
クロームな排気管から噴き出るREIGNITION(再点火)を告げるエグゾースト。
原罪なきレゾンデートルの時代の神なきボーグども、欲望仕掛けの近未来デジタルデカダンスに酔え。
21世紀、インターネット時代のアヴァンギャルドを暴走する作家Kenji Siratori氏による未発表日本語作品『Mr. 幻覚』も収録。
A5版、20ページ。
posted by 桜井夕也 at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学フリマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月21日

鳥久保咲人『Preserved flower(プリザーブド フラワー)』感想

『Preserved flower(プリザーブド フラワー)』
著者:鳥久保咲人
サークル名:Lumiere
発行日:2011年5月5日
第十四回文学フリマで購入

カミサマと呼ばれる少女。

剃刀で自身を傷つけ特別であろうとする少年。

★★★★★★★★★★

特別でありながらその聖性に穢れゆく少女。

凡人でありながら特別であろうと足掻く、少年。

★★★★★★★★★★

二人は出会い、忌み子のように、触れ合う。

ぎこちなく、躊躇わず。

★★★★★★★★★★

憧れた憧憬は血で汚(けが)れた。

もうその目に宿す華はない。

★★★★★★★★★★

花は枯れるから華だ。

枯れない花は、人々から忘れ去られるだけ。

★★★★★★★★★★

情念のように、怨念のように、疼く傷口。

滴る血。それすらも少女には届かない?

★★★★★★★★★★
posted by 桜井夕也 at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学フリマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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